JTBは1日、Airbnb(アメリカ・カリフォルニア州・サンフランシスコ)と新たな旅行体験市場の開拓を見据えた業務提携覚書を締結したと発表した。第1弾の取り組みとして、JTBが運営する心斎橋エリアの訪日外国人旅行者向け案内所「ツーリスト・インフォメーション・センター」で1日から、デジタルサイネージで動画を通じてAirbnbサービスの利用をアピールしている。
主な協業項目は「JTBが運営するツーリスト・インフォメーション・センターでのAirbnbホスト・ゲスト向けプロモーション活動」「イベント民泊や地域の魅力開発・発信に向けた連携など地方創生に関する協業」「旅行体験市場の開拓に資する新たな事業・サービスにおける協業」。
心斎橋エリアのツーリスト・インフォメーション・センターでは、Airbnb専用デジタルサイネージを導入。デジタルサイネージ什器はサイズが縦150×横60×高さ150センチで、横から見るとAirbnbのロゴの形になっている。画面では、AirbnbのテレビCMがループで放映されるほか、Airbnbの宿泊・体験サイトが閲覧できる。
訪日前に宿泊先や体験プランを決めていない外国人旅行者が、この動画閲覧を通じて、Airbnbのサービスを利用することを誘発するのが目的という。検索や予約の機能は搭載しておらず、予約をしたい外国人客はAirbnbのサイトやアプリなどを経由して自ら行う必要がある。
他の協業事業の具体的な内容は未発表。今後のAirbnbとの予約連動については否定していない。
Airbnb専用デジタルサイネージ