JTBは、持ち株会社のJTBにJTB北海道からJTB九州までの地域事業会社などグループ会社15社を経営統合し、来年4月1日から新たな経営体制へ移行するが、加えて、地域ごとに展開していた出張関連事業やコミュニケーション事業などの事業も統合すると2日発表した。それぞれの事業の専門性を高めて販売を強化する。
グループの成長分野と位置付ける出張関連事業では、JTB北海道、JTB中部、JTB西日本、JTB中国四国、JTB九州の専管営業個所をJTBビジネストラベルソリューションズに事業移管する。
将来の法人事業の柱となるコミュニケーション事業では、JTBコミュニケーションデザイン、JTBプロモーション(パンフレット制作事業を除く)、Jプロデュースと、JTBビジネスサポート九州のミーティング&コンベンション事業を経営統合し、新会社を設立。新会社の社名は「JTBコミュニケーションデザイン」。
SIT事業は、主に首都圏マーケットを対象とするJTBガイアレック、関西マーケットを対象とするJTBサンアンドサン西日本を経営統合し、新会社の「JTBガイアレック」を立ち上げる。
沖縄エリアでは、インバウンドを含めたDMC体制の確立を目指す。JTB国内旅行企画沖縄事業部とJTBグローバルマーケティング&トラベル沖縄営業所をJTB沖縄に事業移管する。
パンフレット制作事業やビジネスサポート事業、人材派遣事業、ファシリティマネジメント事業についても事業ごとに経営統合する。