JTBと新潟県南魚沼市(林茂男市長)は1日、南魚沼市の産業、経済活性化、地域活力の創造に寄与することを目的とする、地域活性化に向けた連携協定を南魚沼市役所で締結した。両者は南魚沼市の魅力の発掘、発信を通じて交流人口、関係人口の拡大を図るとともに、ふるさと納税を活用した地域活性化・イノベーションの共創により、雇用創出につながる取り組みを行っていく。
南魚沼市とJTBは、JTBふるさと納税ポータルサイト「ふるぽ」による寄付額アップの取り組みのほか、新型コロナワクチン接種支援業務などさまざまな分野で協力している。さらなる関係強化と新たな取り組みを行うため、今回の包括連携協定に至った。
連携協定の内容は(1)南魚沼ブランドの価値向上に関すること(2)ふるさと納税の推進に関すること(3)人材育成に関すること(4)地域活性化に関すること。
具体的には(1)地域の魅力発信セミナー、るるぶキッチンなどの媒体での告知による関係人口増加への取り組み(2)JTBふるさと開発事業部・南魚沼サテライトオフィスの設置(3)観光資源の磨き上げや将来に向けた地域産品の新たな販路開拓への協力(4)ふるさと納税で得る寄付金の有効活用に向けた事業提案―を行う。
2日と31日には、市民が地域の魅力を発掘、発信するワークショップを開催。地域住民が主体的に情報発信を続ける仕組みを構築することで、南魚沼市を「ふるさと」と思ってくれる関係人口の創出を目指す。