JTBが7月18日に発表したグループ会社12社計の5月の旅行取扱額は前年同月比3.0%減の1400億800万円で、うち国内旅行は3.9%減の873億4100万円。昨年よりゴールデンウイークの日並びが短かいことなどが影響した。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は増減なし。一般団体は「提携販売」が21.6%増、「組織」が18.5%増、「企業」が12.1%増だった。教育団体は8.2%減となった。
企画商品は9.7%減で、うちブランド「エース」は9.9%減。手配旅行を含む個人旅行全体では8.0%減だった。
方面別の状況を首都圏発エースの取扱人員で見ると、24.2%減の沖縄、15.4%減の北海道、12.4%減の九州など全方面が前年を下回った。
海外旅行は増減なしの435億2200万円。団体旅行が3.1%減。企画商品が5.2%減、FITが16.6%減。
国際旅行は7.7%減の91億4500万円。訪日外国人向けパッケージツアー「サンライズツアー」の7月2日付の人員ベースでの予約状況は、6月が4.9%増。先行状況は7月が10.7%増、8月が25.2%増、9月が17.3%増となった。
2018年度4、5月の累計では、総取扱額は1.6%増の2654億200万円。国内旅行は1.3%減の1604億8400万円、海外旅行が8.0%増の858億5800万円、国際旅行が0.5%増の190億6100万円だった。