国土交通省は、07年1月から本調査をスタートさせた宿泊旅行統計で、10〜12月分の結果を集計し、07年通期の結果(暫定値)をまとめた。1年間の延べ宿泊者数は3億445万人泊だった。このうち外国人は2191万人泊、全体の約7.2%を占めた。
都道府県別の延べ宿泊者数は、東京都が最多の3436万人泊、2位から5位までは、北海道2496万人泊、大阪府1561万人泊、千葉県1472万人泊、静岡県1261万人泊。上位5都道府県で全国の約3割を占めた。外国人でみると、最多の東京都が720万人泊、2位の大阪府が万244人泊、3位の北海道が185万人泊。上位3都道府県で全国の5割超に達する。
外国人の国籍別の構成比は、韓国19.4%、台湾17.4%、アメリカ13.1%、中国9.8%、香港7.7%、上位5位までで約7割を占める。
ビジット・ジャパン・キャンペーン重点12市場の宿泊者数を都道府県別構成比でみると、韓国は、東京都(27%)、大阪府(14%)に続いて、福岡県(7%)と熊本県(7%)が上位に入ったのが目を引く。台湾は12市場の中で唯一トップシェアが東京都ではなく、北海道だった。欧米豪の各国では、東京都のシェアが高い傾向にある。
10〜12月分の結果は、延べ宿泊者数が7689万人泊で、外国人は全体の7.7%を占める592万人泊だった。