09年に鳥取自動車道が全線開通することを記念し、因幡地域の魅力を全国に発信する通年型イベント「鳥取・因幡の祭典」が09年4月から10年3月まで、鳥取県東部地域で開催される。1市4町(鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町)をはじめ、住民や団体が連携した実行委員会が主催。「ゆっくり ゆったり とっとり体験」をテーマに、季節に合わせたさまざまなイベントを展開する。鳥取自動車道が開通することにより、鳥取〜大阪間は約50分間短縮され、およそ2時50分で結ばれる。
オープニングイベントの「世界砂像フェスティバル」は09年4月18日から26日まで、鳥取砂丘オアシス広場などで開催される。世界の著名な砂の彫刻家を招いて、世界砂像コンテストを実施。子どもたちを対象とした砂像の製作体験なども行う。また、同年秋には「第17回地域伝統芸能全国フェスティバル」が開催され、国内外の団体が一堂に会して伝統芸能を披露する。
季節のイベントとして、春には、古い宿場町の面影を残す智頭町の町並みをギャラリーに仕立てた「智頭宿町並みギャラリー」や、千代川源流での森林浴、トレッキングイベントを開催。夏には、岩美町浦富海岸でシーカヤック・ツーリングやビーチバレー大会、岩井温泉灯篭流しなどを行う。秋には、フルーツの里八頭町で「西条柿まつり」などを開催。冬には、若桜町で「西日本雪合戦大会」「スノーシュー・ハイク」など雪のイベントを開催する。
そのほか、体験型観光として、因幡の地酒と食を満喫できる酒蔵巡りや鳥取映画ロケ地巡り、「鹿野温泉とマイナスイオンツアー」など多彩な50コースを設定。因幡の豊かな自然や歴史、文化などを体感できるようにする。
因幡地方の魅力を発信する記念事業のポスター