総務省はこのほど、家計調査報告(2人以上の世帯)の今年10月分(速報)を公表した。それによると、2人以上世帯の1世帯当たりの消費支出は29万6984円で、前年同月比で実質0.6%増加した。前月比(季節調整値)では実質0.1%増加した。
支出の内訳をみると、前年同月比で実質増加したのは教育、光熱・水道、保健医療、住居、家具・家事用品の5項目。このうち教育が6.5%増と最も高い伸び率を示した。
逆に実質減少したのは被服および履物、食料、教養・娯楽、交通・通信の4項目。最も減少したのは被服および履物の2・8%減。教養娯楽は1・1%減少し、1年ぶりの実質減少となった。外国パック旅行費などの減少が影響した。
勤労者世帯の1世帯当たり実収入は46万9981円で、前年同月比で実質0.4%増加。2カ月連続の増加となった。