総務省はこのほど、家計調査報告(2人以上の世帯)の1月分速報を公表した。同月の1世帯当たりの消費支出は29万7070円で、前年同月比で実質1.1%増加した。10の消費項目別では、教養娯楽、交通・通信など7項目が増加した。
教養娯楽への支出は2万7419円で、同3.9%増。2カ月ぶりに実質増加した。国内パック旅行費、宿泊料などの教養娯楽サービス、教養娯楽用品が増加に寄与した。
交通・通信は4万713円で、同1.5%増。5カ月連続で実質増加した。自動車等関係費が増加に寄与した。
項目別でほかに増加したのは、食料、住居、家具・家事用品などの5項目。減少したのは光熱・水道などの3項目。
1月の勤労者世帯(2人以上の世帯)の実収入は1世帯当たり43万8646円で、前年同月比で実質0.6%減少した。世帯主収入が同0.4%増加したが、配偶者収入が同4.3%減少した。