東京商工リサーチ(TSR)が8日に公表した今年1月の宿泊業の倒産(負債額1千万円以上。法的倒産と私的倒産を含む)は、件数が前年同月と同数、前月比1件減(20.0%減)の4件。1月としては2004年以降の過去20年で前年と並び最少となった。「雇用調整助成金などの各種支援策のほか、人の移動に制限がなくなったこともあり、低水準で推移している」(同社)。
負債総額は前年同月比37.9%減、前月比22.7%増の7億8500万円。3カ月ぶりに前年同月を下回り、1月としては過去20年間で初めて10億円台を下回った。負債5億円以上の倒産がなく、総額を押し下げた。
形態別では消滅型の破産が4件。原因別は販売不振が4件。新型コロナウイルス関連倒産は前年同月と同数の3件。
3件、負債4億円