出国日本人数は97%減
今年1月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比98.3%減の4万6500人となった。日本政府観光局(JNTO)が2月17日に発表した推計値。新型コロナウイルスの感染再拡大で水際対策が強化され、昨年12月の5万8700人からさらに減少した。訪日客の多くは技能実習生や留学生とみられる。
新型コロナの世界的な流行を受け、訪日外国人旅行者数は昨年3月以降、前年同月比で9割を超える減少が続いている。観光目的の入国はなくなり、再開のめどは立っていない。
今年1月の訪日旅行者数が千人以上だった国・地域は、ベトナム60.3%減の2万人▽中国98.9%減の1万200人▽韓国99.2%減の2500人▽米国99.0%減の1200人▽フィリピン98.1%減の千人―の5市場だった。
また、今年1月の出国日本人数(JNTO推計値)は、前年同月比96.5%減の4万8700人だった。