観光庁が2月28日に発表した宿泊旅行統計調査の第1次速報値で、2022年1月の延べ宿泊者数は2986万人泊で、コロナ禍前の19年同月比30.0%減だった。21年同月比では72.2%増。日本人の宿泊需要は、21年10月の緊急事態宣言の全面解除を受けて回復傾向だったが、オミクロン株の感染急拡大、まん延防止等重点措置の適用で再び冷え込んだ。
1月の延べ宿泊者数のうち、日本人延べ宿泊者数は2962万人泊で、19年同月比で11.5%減、21年同月比で76.0%増となった。外国人延べ宿泊者数は25万人泊で、19年同月比97.3%減、21年同月比46.4%減だった。
日本人の延べ宿泊者数は、19年同月との比較で、21年12月に1.9%増となり、コロナの影響が拡大した20年3月以降で初めてプラスに転じた。しかし、22年の年明け以降、オミクロン株の感染が拡大、まん延防止等重点措置が1月27日時点で34都道府県に適用されるなどした影響で再びマイナスになった。
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