総務省の労働力調査によると、今年10月の完全失業率(季節調整値)は3.1%で、前月比0.1ポイント上昇した。8月以降、3カ月連続の3%台となった。
このうち男性は3.4%で、前月比0.2ポイント上昇。女性は2.7%で、前月と同率だった。
2017年6月から38カ月連続で2%台を維持していたが、今年8月に3.0%を記録。翌9月も3.0%だった。新型コロナウイルスの感染拡大以降、上昇が目立ち、5月に2.9%と、前月比0.3ポイント増と大きく上昇した。
10月の完全失業者数は215万人で、前年同月比51万人増加した。このうち「勤め先や事業の都合による離職」が22万人増の45万人。「自発的な離職(自己都合)」が11万人増の84万人。「新たに求職」が4万人増の44万人。
同月の就業者数は前年同月比93万人減の6694万人。
このうち「宿泊業、飲食サービス業」は43万人減の410万人。