帝国データバンクによると、今年10月のホテル・旅館経営業者の倒産は6件、負債総額は19億6800万円だった。件数は前月と同数、前年同月比で8件減少。負債総額は前月比16億8900万円(46.2%)、前年同月比82億6400万円(80.8%)、それぞれ減少した。
件数は3カ月連続の同数で、6カ月連続の1ケタ台。今年に入り7月の5件に次ぐ低い数字となった。今年、10件以上の2ケタを記録したのは3、4月の2回で、前年同期の5回を下回っている。
負債総額は今年に入り最も低い数字となった。10億円台にとどまるのは08年9月(17億4300万円)以来、25カ月ぶり。前年同期に5回あった100億円の大台を超えた月は、今年はいまだみられない。
1月からの累計は、件数が前年同期比22件(23.2%)減の73件。負債総額が同581億8900万円(59.4%)減の397億400万円。
5件、負債4.7億円 10月の旅行業者倒産
帝国データバンクによると、今年10月の旅行業者の倒産は5件、負債総額は4億7400万円だった。
件数は前月比3件、前年同月比2件、それぞれ増加。負債総額は前月比4億2200万円、前年同月比2億7500万円、それぞれ増加した。
1月からの累計は、件数が前年同期比12件減の27件。負債総額が同38億7600万円減の33億9500万円。