10月の消費支出、前年同月と同水準 教育娯楽費は2カ月連続減


 総務省はこのほど、家計調査報告(2人以上の世帯)の10月分速報を公表した。同月の消費支出は1世帯当たり28万2872円で、前年同月と同水準だった。10の支出項目別では、教養娯楽が2カ月連続で実質減少した。

 増加が教育、交通・通信など4項目、減少が教養娯楽、被服および履物など5項目で、食料が同水準だった。

 教養娯楽は2万6347円で、同7・0%減。国内パック旅行費、外国パック旅行費などの「教養娯楽サービス」や「書籍・他の印刷物など」が減少した。

 交通・通信は4万304円で、同3・9%増と2カ月ぶりに実質増加した。自動車購入など「自動車等関係費」が増加。鉄道運賃、航空運賃など「交通」が減少した。

 同月の勤労者世帯の実収入は1世帯当たり50万1416円で、前年同月比で実質2・9%増加した。

 このうち世帯主の定期収入は35万2784円で、同2・0%増と2カ月連続で増加。
 配偶者の収入は5万9916円で、同1・3%増と3カ月ぶりに増加した。

 
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