観光庁の宿泊旅行統計調査の結果、2018年10月の延べ宿泊者数(2次速報値)は、前年同月比1.5%増の4448万人泊となった。このうち日本人の延べ宿泊者数は、7~9月が自然災害の影響などで前年同月の実績を下回っていたが、前年並みに転じ、0.4%増の3654万人泊となった。外国人延べ宿泊者数は6.9%増の795万人泊で10月として過去最高だった。
延べ宿泊者数全体では、前年同月の実績に対して27都府県がプラスだが、20道県がマイナスだった。延べ宿泊者数が多い上位5位の都道府県では、東京都が4.3%増の538万人泊、大阪府が4.5%増の305万人泊、沖縄県が9.4%増の213万人泊、千葉県が2.5%増の208万人泊だったが、北海道は4.5%減の294万人泊となった。
外国人延べ宿泊者数に限ると、24都府県がプラス、23道府県がマイナスとなった。延べ宿泊者数全体に占める外国人の割合は17.9%。前年同月に対する伸び率は、三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫の8都府県)が10.1%増、地方部(三大都市圏以外)が2.2%増だった。
外国人延べ宿泊者数の国・地域別では、最多の中国が11.2%増の175万人泊で全体の25.0%を占めた。続いて台湾が8.9%減の96万人泊、韓国が18.0%減の85万人泊、米国が20.9%増の54万人泊、香港が9.3%減の46万人泊だった。