観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)の結果、2023年10月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5314万人泊で、22年同月比20.6%増、19年同月比で6.2%増となった。2カ月連続でコロナ前の実績を上回った。内訳では、日本人延べ宿泊者数は19年同月比がプラスだが、観光支援策「全国旅行支援」がスタートした22年同月との比較ではマイナスだった。外国人延べ宿泊者の19年同月比は9月に続いて2桁の伸び率となった。
延べ宿泊者数の19年同月比は、7月に1.5%増となり、初めてコロナ前の水準を上回った。8月は3.5%減とマイナスだったが、9月には3.2%増と再びプラスとなっていた。
10月の日本人延べ宿泊者数は4133万人泊で19年同月比3.9%増だった。7月以来、3カ月ぶりにコロナ前の水準を上回った。ただ、22年10月11日には全国旅行支援がスタートし、旅行需要が高まった影響で、22年同月比は1.5%減となった。
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