
2024年10~12月期の日本人国内旅行消費額が6兆4366億円となり、コロナ前の2019年同期比で27.9%増、23年同期比で14.1%増となった。観光庁が発表した「旅行・観光消費動向調査」の速報値。統計上、比較可能な2010年以降で、10~12月期として過去最高。宿泊旅行の延べ旅行者数が増加し、1人1回当たり旅行支出(旅行単価)が上昇したことで、コロナ前、前年の消費額の水準を大きく上回った。宿泊旅行の旅行単価は、宿泊料金をはじめ物価の高騰を背景に、コロナ前に比べて1万8千円近く上昇し、約7万5千円となった。
内訳を見ると、宿泊旅行消費額が5兆3076億円(19年同期比35.4%増、23年同期比15.3%増)、日帰り旅行消費額が1兆1290億円(19年同期比1.6%増、23年同期比8.4%増)となった。
24年10~12月期の日本人国内延べ旅行者数は、宿泊旅行が7095万人となり、19年同期比が3.0%増、23年同期比が3.9%増。一方の日帰り旅行は5605万人で、19年同期比は12.4%減だったが、前年同期比は5.2%増となった。
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