リクルートの観光に関する地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」は20日、スキー・スノーボード人口を拡大しようと、全国各地のゲレンデのリフト代が19歳の若者に限って無料になるキャンペーン「雪マジ19」を始めた。2011年の開始で、今シーズンで11期目を迎えた。キャンペーンに参画するゲレンデは23道県の162カ所(20日時点)に上っている。
スキー・スノーボード人口は1990年代をピークに減少傾向。スノーリゾートといわれる観光地域の経済が苦境に立つ中、長期的に市場を支えることが期待される若年層を対象にキャンペーンを展開していく。
19歳だけでなく、20歳を対象にゲレンデのリフト代が最大半額になる「雪マジ20」も同時に開催している。「雪マジ19」に参画しているゲレンデ162カ所のうち、「雪マジ20」には84カ所が参画している。
また、年齢を問わず最大1300人のリフト代が無料になる「19歳紹介キャンペーン」も実施している。
参加者はスマートフォンでアプリをダウンロードして会員登録する。じゃらんリサーチセンターには、「雪マジ」以外にも、若者のゴルフ人口拡大を目指す「ゴルマジ」など、さまざまなレジャー分野で同様の試みがあり、プロジェクトの総称は「マジ部」という。9月時点で「マジ部」の会員数は累計約190万人に上る。