12年度の国内線旅客数は9%増の8600万人 国交省調べ


 国土交通省はこのほど、2012年度の「航空輸送統計」を発表した。それによると、東日本大震災や欧州債務問題の影響を受け落ち込んでいた国内線、国際線の旅客輸送量は12年度は回復傾向をたどり、特に国内線は格安航空会社(LCC)の参入もあり、大幅に増加した。(2面に旅客数上位50路線)

 国内線旅客数は11年度比8.7%増の8597万人。幹線、ローカル線別で見ると、人ベースで幹線が同9.8%増の3690万人、ローカル線は同8.0%増の4907万人と好調に推移。

 LCCが就航した関西—新千歳線、同—那覇線、成田—新千歳線、同—福岡線、同—那覇線および関西—福岡線の旅客数が大幅に増加しており、「LCCの新規参入が全体の旅客数増加に与えた影響も大きい」(情報政策課交通統計室)。

 具体的には関西—福岡線が同282.1%、成田—福岡線が同188.4%、同—新千歳線が同178.5%の増加。

 旅客数の上位50路線のうちほとんどの路線が前年度に比べ増えており、減少は羽田—神戸線(同2.7%減)、同—秋田線(同3.6%減)など10路線にすぎない。

 国際線の旅客数は同12.8%増の1421万人だった。中国路線を除く各方面で増加している。

 
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