JNTOが20日に発表した2020年12月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、コロナ禍の影響で前年同月比97.7%減の5万9千人だった。11月の5万7千人からはほぼ横ばい。政府は20年10月からビジネス人材などに限定して全ての国・地域からの新規入国を許可していたが、感染拡大を受けて12月28日から21年1月末までの新規入国を一時停止した。
12月の国・地域別の訪日旅行者数は、中国97.4%減の1万8400人▽ベトナム48.7%減の1万5700人▽インドネシア94.4%減の3300人▽韓国98.9%減の2800人―など。
政府は、合意国との間で運用していた短期出張者用のビジネストラック、長期滞在者用のレジデンストラックによる往来も1月14日以降停止した。