日本商工会議所(三村明夫会頭)と全国観光土産品連盟(山本人会長)は6日、「2014年度全国推奨観光土産品審査会表彰式」を開催した。595企業から1269点が出品され、4大臣賞、日本商工会議所会頭賞、全国観光土産品連盟会長賞などが授与された。厚生労働大臣賞には神戸凮月堂の「神戸六景ミニゴーフル」が選ばれた。
同審査会は、全国の観光土産品の中から優れたものを全国推奨観光土産品として推薦するとともに、大臣賞などを授与することで観光土産品の育成、発掘することを目的に毎年実施している。1961年にスタートし、今回で55回目を迎えた。
昨年10月に開催された審査会には菓子の部429点、食品の部714点、民芸工芸の部126点、合計1269点が出品され、それぞれの部門で各賞が選定された。
表彰式であいさつした山本会長は「日本の土産品は地域の文化に深く根ざした個性が光る品が多い。世界の土産品を見ても、工芸品以外は日本ほど多様性をもっている国はそれほどない。2020年の東京五輪に向け、日本を代表する文化である土産品を世界に発信する使命を持っている。和食と同じ無形文化遺産の価値を有している」と述べた。
また、9月に開催が決定している「ツーリズムEXPOジャパン」の会場でも、日本の土産品の認知向上に向け、展示とPR活動を行うと発表した。
あいさつする山本会長