国土交通省によると、2017年の日本人クルーズ人口(船内1泊以上の外航クルーズ、または国内クルーズを利用した日本人乗客数の合計)は前年比27.0%増の31万5千人となり、過去最多を記録した。「外航船社による日本発着外航クルーズ数の増加などが要因」(外航課)という。
外航クルーズ人口は同27.4%増の19万7千人、人泊数は同13.5%増の134万9千人泊。国内クルーズ人口は同26.4%増の11万9千人、人泊数は同34.4%増の31万1千人泊だった。
日本発着の、外航旅客定期航路を利用した日本人乗客数は日韓航路乗客の減少などにより、同19.5%減の12万4千人となったが、外国人を含む乗客数全体では同16.5%増の143万9千人に達した。
このうち、日韓航路は同16.6%増の142万9千人となり、同航路の外国人の乗客数は同21.8%増の130万7千人と大きく増えた。
日本発着クルーズによるクルーズ船の寄港増で、日本の港湾へのクルーズ船の寄港回数は2764回に達し、過去最多に。また、クルーズ船で日本に入国した外国人旅客数も同27.0%増の約252万9千人となり、こちらも過去最多を記録した。
クルーズ人口は着実に増加している