帝国データバンクによると、2018年度(2018年4月~2019年3月)の全国企業倒産(負債1千万円以上の法的整理)は8057件で、前年度比2.8%減と2年ぶりに減少した。また負債総額は1兆5548億900万円で、同40.0%減。2000年度以降の最少となった。
件数もリーマンショック以降の10年間で最少。9年ぶりに増加した前年度から一転して減少に転じた。月別では12カ月中8カ月で減少した。
件数を7の業種別に見ると、5業種で前年度を下回った。このうち建設業、製造業、卸売業、不動産業の4業種は00年度以降で最少となった。
サービス業は3.7%増の1950件、小売業は0.7%増の1828件と、ともに微増だった。運輸・通信業は2.8%減の276件と減少した。
9の地域別では、4地域で前年度を下回った。このうち関東(3.7%減の2895件)は9年連続で減少。東京都(2.7%減の1532件)が00年度以降の最少となった。
このほか北海道、中部、近畿が前年度を下回った。