観光庁が3月31日に発表した宿泊旅行統計調査の結果、2020年2月の宿泊施設の外国人延べ宿泊者数は、第1次速報値が前年同月比40.4%減の492万人泊となった。第1次速報値は4月末に発表予定の第2次速報値で変更となる数値だが、新型コロナウイルスの影響を受けて大幅に減少したとみられる。
2月の延べ宿泊者数全体は前年同月比4.3%減の3812万人泊。うち日本人延べ宿泊者数は同5.2%増の3320万人泊となった。
第1次速報値の宿泊施設の客室稼働率は、2月が前年同月比8.0ポイント減の53.0%に低下。施設タイプ別ではシティホテルが19.2ポイント減の60.2%、ビジネスホテルが9.5ポイント減の65.8%、リゾートホテルが8.5ポイント減の50.3%、旅館が4.0ポイント減の34.2%となった。