観光庁の宿泊旅行統計調査で、2020年の宿泊施設の客室稼働率(速報値)は、前年比28.1ポイント減の34.6%となった。現行調査になった2010年以降で最低値だった。
宿泊施設のタイプ別では、ビジネスホテル32.3ポイント減の43.5%▽シティホテル44.8ポイント減の34.7%▽リゾートホテル27.6ポイント減の30.9%▽旅館14.6ポイント減の25.0%(旅館のうち従業者数10人以上の施設20.3ポイント減の33.9%)▽簡易宿所18.2ポイント減の15.2%。
都道府県別で客室稼働率が高い上位5地域は、(1)山口県44.2%(2)埼玉県43.8%(3)島根県43.0%(4)茨城県42.7%(5)福島県、神奈川県42.6%(同率)。他方で客室稼働率が低いのは、(1)山梨県23.4%(2)奈良県23.8%(3)長野県24.3%(4)京都府28.0%(5)富山県29.7%。