日本政府観光局(JNTO)はこのほど、昨年の日本での国際会議の開催件数が2590件で、前年に比べて6.7%(163件)増加したと発表した。一定の基準を満たす国際会議を集計したもので開催件数は過去最高だった。
集計の対象となるのは民間企業以外の機関や団体の主催で、日本を含めて3カ国以上から50人以上が参加する会議。全国のコンベンションビューローなどの情報を基に集計した。
開催件数を都市別に見ると、上位5都市は、東京(23区)543件、福岡市336件、京都市202件、横浜市200件、名古屋市163件。10位以内に入った都市は前年と同じだった。
開催件数だけでなく、参加者数も過去最高だった。総参加者数は前年比39.7%(56万6千人)増の199万5千人で、このうち外国人は30.9%(4万2千人)増の17万8千人となった。
JNTOは「地方自治体の意識の高まりで、地方都市での国際会議の開催の伸びが期待される。引き続き国際会議の日本誘致に取り組んでいく」としている。