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日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日、著作物使用料の分配額が多かった音楽作品などに贈る2019年JASRAC賞を発表し、都内で贈呈式を開催した。前年度の著作物使用料の分配額が多かった国内楽曲のうち、1位の「金賞」は、今井了介、SUNNY BOY作詞、作曲の「Hero」が受賞した。2位の「銀賞」は、阿久悠作詞、都倉俊一作曲の「UFO」、3位の「銅賞」は、中島みゆき作詞、作曲の「糸」だった。
金賞の「Hero」は昨年引退した安室奈美恵さんが2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのNHKの放送テーマソングとして歌唱。今もなお放送などで多く利用されており、安室さんのファイナルツアーを収録したDVDは、記録的な大ヒットをしている。
銀賞の「UFO」は、携帯電話会社のCMに継続的に利用されたことで、昨年の銅賞に続く受賞となった。銅賞の「糸」は、17年の金賞作品であり、カラオケやコンサートなど幅広い分野で人気を維持した。
海外の著作権管理団体からの入金が最も多かった国内作品に贈られる「国際賞」は菊池俊輔作曲でアニメ楽曲の「ドラゴンボールZ BGM(TV)」が2年連続で受賞した。
分配額が最も多かった外国作品に贈られる「外国作品賞」は、テレビCMに利用された「YMCA」が受賞した。
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