日本ホテル教育センターは、10月22日に実施した2020年度「第1回和食検定」の結果をこのほど発表した。受験者総数は416人。コロナ下で大幅な減少が懸念されたが、前年10月に実施した検定の受験者総数423人と同程度だった。
和食検定は、(1)和食文化の正しい理解と継承(2)日本古来のおもてなしを中心とした業界人のレベルアップ(3)日本文化の魅力を国内外に発信できる人材の育成―を目的とした筆記試験。
認定率は、初級レベルが69.9%(前年10月57.7%)、基本レベルが37.9%(同38.9%)、実務レベルが72.0%(同96.2%)だった。
受験者総数が前年とほぼ同数だったことについて日本ホテル教育センターは、「定期的に取り組んでくれる専門学校をはじめとする学校関係や、企業の団体受験ではJTB協定旅館ホテル連盟の協力をいただき、継続した実施につながっている」と背景を話す。