2022年の日本国内での旅行消費額は、日本人の国内旅行、海外旅行(国内消費分)と、外国人の訪日旅行の合計で18.7兆円となった。観光庁の「旅行・観光消費動向調査」と「訪日外国人消費動向調査」による確定値。年の後半に観光需要の回復が進んだが、コロナ禍の影響を受けて、統計上で比較可能な2010年以降では3番目に低い金額だった。22年の旅行消費額は21年に比べて約2倍となったが、コロナ前の19年比では約7割にとどまった。
21年の日本国内での旅行消費額の内訳(カッコ内は全体に占める割合)は、日本人の国内宿泊旅行13.8兆円(73.7%)▽日本人の国内日帰り旅行3.4兆円(18.4%)▽日本人の海外旅行〈国内消費分〉0.6兆円(3.1%)▽訪日外国人旅行0.9兆円(4.8%)。海外旅行と訪日旅行の消費額は、コロナ禍の影響で試算値。
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