コロナから需要回復、物価高も影響
2023年の日本国内での旅行消費額は、日本人の国内旅行、海外旅行(国内消費分)と、外国人の訪日旅行の合計で28.1兆円となった。観光庁の「旅行・観光消費動向調査」と「訪日外国人消費動向調査」による確定値。コロナ禍からの旅行需要の回復、物価の高騰などを背景に、統計上、比較可能な2010年以降で最高額となった。
23年の日本国内での旅行消費額の内訳(カッコ内は全体に占める割合)は、日本人の国内宿泊旅行17.8兆円(63.4%)▽日本人の国内日帰り旅行4.1兆円(14.7%)▽日本人の海外旅行〈国内消費分〉0.9兆円(3.1%)▽訪日外国人旅行5.3兆円(18.9%)。
23年の訪日外国人旅行消費額は5.3兆円で、19年の4.8兆円を上回って過去最高となった。一方で23年の日本人国内旅行消費額(宿泊・日帰り合計)は21.9兆円で、19年に次ぐ過去2番目の実績だった。
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