日本ホテル教育センターは、10月26日に実施した2023年度第1回「和食検定」の結果を11月2日に発表した。今回の受験者数は初級レベル175人、基本レベルが126人、実務レベルが21人で合計322人だった。
各レベルの認定率は、初級レベルが66.9%(前年同月が65.6%)、基本レベルが46.0%(同39.8%)、実務レベルが85.7%(同75.0%)。全てのレベルにおいて前年同月を上回り、認定率は上昇傾向にあると同社は分析している。
初級レベルでは総受験者数に占める個人受験者の割合が約19%、団体受験者が約80%で、団体受検者の割合が多くを占めた。基本レベル、実務レベルでは団体受検者の割合が50%に達した。
和食検定は、日本の食文化を正しく理解し、正しく伝えるための基礎知識の普及と、和の食文化を継承し発信していくために必要な専門知識と実務知識の理解度を測るための筆記試験。和のおもてなしのさらなるレベルアップに役立つ。
実施日は毎年2月、10月の2回。今年度の第2回は来年2月17日に実施する。初級(和食の初心者向け)、基本(和食の料理・食材やマナーに関心がある人向け)、実務(和食の現場で部下の指導に当たる人向け、基本レベル認定者)の三つのレベルが設定されている。