国土交通省は、2023年の訪日クルーズに関する調査の速報値を発表した。寄港回数は22年比で約2.5倍の1854回。ピークだったコロナ前の18年比で63%を回復した。訪日クルーズ旅客数は、22年はゼロだったが、35万6千人となり、ピークの17年に対して回復率14%となった。
訪日クルーズ船の寄港回数は、コロナ前の17年に2764回、18年には2930回、19年に2866回に上ったが、新型コロナウイルスの影響で20年3月以降、国際クルーズの運航は停止された。23年3月から本格的に再開されている。
23年の寄港回数のうち、外国船社が運航するクルーズ船は1264回でピークだった17年に対し63%を回復した。港湾別では、(1)横浜港101回(2)長崎港95回(3)鹿児島港78回。寄港先の港湾数は92港で、19年の67港から増加した。
日本船社が運航するクルーズ船は590回で、ピークだった18年に対し回復率は58%だった。船内で1泊以上するクルーズ船の寄港が対象。港湾別では、(1)ベラビスタマリーナ91回(2)横浜港70回(3)神戸港37回。
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