日本商工会議所が毎月公表している企業の早期景気観測(LOBO調査)によると6月の全産業の業況DIは▲8.9となり、前月に比べ2.7ポイント悪化した。新型コロナウイルス感染症が5類に移行し高まっていた消費意欲が一服。一方で原材料価格等の高騰や人手不足によるコスト増が続いた。地域別では、関西、四国は改善したものの、東北など5地域で悪化した。
全産業合計の業況DIは、▲8.9(前月比▲2.7ポイント)
サービス業では、飲食・宿泊業等で需要回復は継続する一方、深刻な人手不足に伴う受注機会の損失で、業況は悪化した。また、小売業では、物価高により消費者の日用品等の買い控えが継続しており、スーパー等を中心に悪化した。【記事提供:ニッキン】
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