
観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2024年11月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5712万人泊となり、19年同月比で15.0%増、23年同月比で4.9%増となった。このうち外国人延べ宿泊者数は1479万人泊で、三大都市圏(8都府県)では19年同月比71.0%増、地方部(三大都市圏以外)では同47.7%増。都市、地方いずれも大幅に伸びたが、外国人宿泊の約7割が大都市圏に集中している。
外国人延べ宿泊者数は19年同月比63.2%増、23年同月比22.9%増だった。日本人延べ宿泊者数は4233万人泊で、19年同月比4.3%増、23年同月比0.3%減。全体に占める構成比は、日本人が74.1%、外国人が25.9%だった。
外国人延べ宿泊者数は、三大都市圏(東京、千葉、埼玉、神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫の8都府県)が1031万人泊。地方部(三大都市圏以外)が448万人泊。19年同月に比べ、三大都市圏で約428万人泊増、地方部で約145万人泊増となった。構成比は三大都市圏71.0%、地方部30.3%で依然として都市部への偏りがみられる。
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