
宿泊旅行単価は6.9万円に上昇
観光庁が発表した旅行・観光消費動向調査の速報値で、2024年の日本人の国内旅行消費額は25兆1175億円となった。宿泊旅行の消費が伸びたことで、統計上、比較可能な2010年以降で過去最高を記録した。23年との比較で14.6%増、コロナ前の19年との比較で14.5%増だった。延べ旅行者数は宿泊、日帰り共に19年の数値を下回ったが、宿泊費をはじめ旅行費用の高騰で1人1回当たりの旅行支出(旅行単価)が上昇し、消費額を押し上げた。
旅行・観光消費動向調査は、四半期ごとに国内居住者にアンケート調査を行う需要側統計で、国内旅行には観光、業務、帰省などが含まれる。消費額には、ツアー参加費、交通費、宿泊費、飲食費、買い物代、娯楽・サービス費が含まれている。
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