観光庁の旅行・観光消費動向調査の速報値で、2021年10~12月期の日本人の国内旅行消費額は3兆3288億円となった。コロナ禍前の19年同期比で33.9%減、20年同期比で20.2%増となった。夏季に新型コロナウイルスの感染が各地で拡大したが、緊急事態宣言が9月末に全面解除されたことで、11、12月を中心に旅行需要が一定程度回復した。
21年10~12月期の消費額の内訳は、宿泊旅行が2兆5899億円で19年同期比33.9%減、20年同期比15.8%増。日帰り旅行消費額が7388億円で19年同期比33.5%減、20年同期比38.6%増となった。
延べ旅行者数は、宿泊旅行が4989万人で19年同期比27.6%減、20年同期比8.2%増となった。日帰り旅行が3870万人で19年同期比39.5%減、20年同期比22.7%増だった。
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