国土交通省がこのほど発表した2023年11月の航空輸送統計速報で、国内線定期航空輸送の旅客数は前年同月比6.5%増、19年同月比3.3%減の902万8529人となった。座席利用率は78.6%で、前月から0.6ポイント下回った。
国内線のうち新千歳・羽田・成田・大阪・関西・福岡・那覇の各空港を相互に結ぶ路線を指す「幹線」は前年同月比5.1%増の378万7678人で、座席利用率は81.4%。その他の「ローカル線」は7.5%増の524万851人で、座席利用率は76.2%だった。
路線別では、国内線で最も乗客が多い羽田/新千歳線は、前年同月比10.3%増の69万661人を記録。伸び率が最も大きかったのは成田/福岡線で23.7%増の14万6442人だった。幹線で前年を下回ったのは羽田/那覇線(1.8%減・55万5964人)、成田/那覇線(5.6%減・5万2151人)、大阪/福岡線(7.5%減・5万2465人)、大阪/那覇線(3.1%減・9万5335人)、関西/那覇線(5.6%玄・10万3337人)、福岡/新千歳線(1.8%減・6万4140人)で、那覇線の減少が目立った。
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