観光庁が6月28日に発表した2023年の宿泊旅行統計調査(年間値)の確定値によると、23年の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は22年比37.1%増、19年比3.6%増の6億1747万人泊となった。このうち日本人は22年比15.2%増・19年比4.1%増の4億9972万人泊、外国人は22年比613.5%増・19年比1.8%増の1億1775万人泊となった。
延べ宿泊者数の都道府県別では、22年比は山口県(7.8%減)以外の都道府県がプラス成長。最も伸びたのは沖縄県(80.3%増)で、東京都(68.4%増)、大阪府(66.1%増)と続いた。19年比は16都道府県がプラスとなり、高知県(29.2%)が最も伸長したほか、栃木県(28.1%増)、東京都(25.9%増)も2割超となった。このほか沖縄県は前年並みとなった。
日本人延べ宿泊者数の地域別では、22年比は山口県(9.0%減)、山梨県(2.3%減)、宮崎県(0.5%減)以外の都道府県がプラス。伸び率トップは沖縄県(60.9%増)で、高知県(41.4%増)・群馬県(40.9%増)も大きく伸長した。19年比では22都道府県がプラスで、最も伸び率が高かったのは高知県(28.7%増)。このほか栃木県(28.4%増)や神奈川県(21.4%増)も2割以上増加した。長野県は19年並みだった。
外国人延べ宿泊者数の地域別では22年比で全都道府県が、19年比は3大都市圏を中心に13都道府県がプラスとなった。22年比で最も伸び率が高かったのは高知県(1306.6%増)で、このほか香川県(1212.0%増)、石川県(1078.2%増)、岩手県(1001.8%増)が大きく伸長した。19年比で最も増加したのは東京都(48.7%増)で、2位は高知県(45.9%増)、3位は栃木県(22.6%増)だった。
会員向け記事です。