国土交通省が12月22日に発表した2023年10月の航空輸送統計速報で、国内線定期航空輸送の旅客数は前年同月比12.5％増、19年同月比4.0％増の954万1398人となり、コロナ後初めて19年同月を上回った。座席利用率は79.4％で、前月から4.0ポイント改善した。
国内線のうち新千歳・羽田・成田・大阪・関西・福岡・那覇の各空港を相互に結ぶ路線を指す「幹線」は前年同月比10.6％増の400万8819人で、座席利用率は82.5％。その他の「ローカル線」は13.9％増の553万2579人で、座席利用率は76.8％だった。
路線別では、国内線で最も乗客が多い羽田／新千歳線は、前年同月比14.2％増の80万8476人を記録。伸び率が最も大きかったのは引き続き成田／大阪線で93.0％増の1万6274人だった。幹線で前年を下回ったのは羽田／関西線（2.7％減・9万7665人）、大阪／福岡線（10.9％減・5万2663人）、大阪／那覇線（1.2％減・10万377人）の3路線だった。
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