国土交通省が10月27日に発表した2023年8月の航空輸送統計速報で、国内線定期航空輸送の旅客数は前年同月比15.8％増、19年同月比5.2％減の982万9172人となった。座席利用率は81.8％で久しぶりの80％台となり、前月から8.7ポイント改善した。
国内線のうち新千歳・羽田・成田・大阪・関西・福岡・那覇の各空港を相互に結ぶ路線を指す「幹線」は前年同月比13.2％増の403万8799人で座席利用率は84.4％。その他の「ローカル線」は17.8％増の579万373人で座席利用率は79.7％だった。
国内線で最も乗客が多かったのは引き続き羽田／新千歳線で19.7％増の90万1384人。伸び率が最も大きかったのは成田／大阪線で112.3％増の1万6450人だった。幹線で前年を下回ったのは5路線で、羽田／那覇線が7.6％減の52万4164人、成田／那覇線が2.8％減の7万2311人、大阪／福岡線が2.2％減の4万4675人、大阪／那覇線が22.5％減の9万2557人、新千歳／那覇線が1.7％減の9003人だった。
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