国土交通省がこのほど発表した2024年4月の航空輸送統計速報で、国内線定期航空輸送の旅客数は前年同月比0.5%減、2019年同月比4.7%減の780万8182人となった。座席利用率は69.7%だった。
国内線のうち新千歳・羽田・成田・大阪・関西・福岡・那覇の各空港を相互に結ぶ路線を指す「幹線」は前年比0.8%減の332万5888人で、座席利用率は73.1%。その他の「ローカル線」は前年比0.3%減の448万2294人で、座席利用率は66.8%となり、ともに前年を下回った。
国際航空輸送の旅客数は前年比26.9%増、19年比16.1%減の158万9796人で、座席利用率は77.9%だった。方面別では引き続き全方面で前年を上回っており、中国が140.0%増の21万9423人、韓国が27.1%増の12万7607人、台湾を含むその他アジアが18.2%増の70万7513人だった。
米大陸は2.9%増の26万4994人で、ハワイやグアムなどの太平洋は52.8%増の12万7673人、ヨーロッパは14.8%増の10万3916人、オセアニアは23.8%増の3万8670人だった。国際航空輸送については本邦航空運送事業者による運航のみが対象。