【EXPO2025特集】帆船型ブース「せとのかけはし号」が万博に寄港 うどんと伝統芸能で香川の魅力を発信


池田豊人・香川県知事

 香川県観光協会は2025年4月30日、大阪・関西万博会場内のEXPOメッセに香川県ブース「香川の未来へつなぐ船”せとのかけはし号”」を出展すると発表した。4月30日から5月3日まで の4日間、自然や食、伝統文化、アートなど香川の多彩な魅力を国内外の来場者に向けて発信する。帆船をイメージした装飾が施された展示空間で、讃岐うどんの試食や伝統芸能の披露などを実施する。

 「せとのかけはし号」は、未来に向けて出航する帆船をモチーフにデザインされ、名称は一般公募から選ばれた。船内には試食コーナーや市町コミュニケーションブース、観光PRコーナーなど多彩なコンテンツが用意される。

万博で香川グルメ味わえる 昭和と現代のうどん食べ比べも

 最大の目玉は讃岐うどんの食べ比べ企画だ。1970年の大阪万博当時の小麦品種を使ったうどん(1日限定100食)と、県産小麦の新品種「さぬきの夢2023」を使ったうどん(1日800食)を提供する。時代を超えた讃岐うどんの食文化を体験できる貴重な機会となる。その他にも食の多様性に対応したうどんやオリーブ畜水産物なども用意するという。

 伝統工芸の展示にも力を入れる。「新鮮工芸」をコンセプトに、高松市の「盆栽」、丸亀市の「丸亀うちわ」、東かがわ市の「手袋・革製品」の未来形を展示。昨年夏に開催されたワークショップで集めた子どもたちのアイデアを活かし、職人とクリエイターが協力して制作した作品が並ぶ。

 ステージイベントも見どころの一つ。2人が息を合わせて一匹の獅子を表現する「獅子舞」や、ユネスコ無形文化遺産に登録されている風流踊の「滝宮念仏踊」、「綾子踊」の披露の他、大阪と香川の高校生による花いけバトルなどで会場を盛り上げる。

 市町コミュニケーションブースでは、香川県内の市町による特産品の展示・販売を実施。参加型のワークショップを開催する市町もあり、観光客誘致につなげる。ブースの入口付近では大型モニターを用いた香川県総合PR動画の上映や、今年開催中の瀬戸内国際芸術祭2025のPRブースも設ける。

 池田豊人・香川県知事は「万博会場で香川の魅力に触れた後は、ぜひ実際に香川を訪れ、さらに深く豊かな体験をお楽しみください」とコメントしている。万博をきっかけに香川への観光客増加を期待する。

 開催時間は10時から20時まで。問い合わせは香川県政策課(電話:087-832-3126)まで。

会場内レイアウト

食べ比べができる讃岐うどん

 
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