
大阪ヘルスケアパビリオン
アース製薬、大阪・関西万博のヘルスケアパビリオンに出展
革新的酸化制御技術「MA-T®」の社会実装目指す
アース製薬株式会社は16日、2025年大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」の「ミライのヘルスケア」ゾーンに、同社社長の川端克宜氏が代表理事を務める一般社団法人日本MA-T工業会と共に出展すると発表した。新しい可能性を秘めた革新的な酸化制御技術「MA-T®」の魅力を伝えるブースを設置する。
大阪ヘルスケアパビリオンは「REBORN」をテーマに掲げ、「いのち」や「健康」の観点から未来の大阪の可能性を体感できる施設だ。広々とした屋内スペースには木製の螺旋階段がそびえ立ち、天井はガラス張りで自然光が明るく差し込む開放的な空間となっている。子どもから大人まで楽しみながら健康について学べる工夫が随所に見られる。
大阪ヘルスケアパビリオン内
アース製薬と日本MA-T工業会の展示ブースでは、MA-T®を採用したペット用口腔ジェルやマウスウォッシュポーションのサンプル配布を実施。特にペット用MA-T®口腔ジェルは、アース製薬がアニコム損害保険、アニコム先進医療研究所と共同開発した日本発の商品で、同ブースでは1日100本限定で無料配布される。また、MA-T®マウスウォッシュポーションによる体験コーナーも設置。来場者は実際に製品を試すことができる。
アース製薬と日本MA-T工業会の展示ブース
ブース内には、通過するだけで衣服などを清潔にする「MA-T®シャワーゲート」も展示されている。未来的なデザインの白い円柱状ロボットなどが配置されたブースには、デジタルディスプレイも設けられ、MA-T®技術の可能性を視覚的に伝える工夫がなされている。
MA-T®はMatching Transformation System®の略称で、感染対策をはじめとした様々な分野での応用が期待される技術だ。高分子の高機能化やデバイスへの応用、農薬・医薬品への展開など幅広い分野の基礎となる基盤科学として注目を集めている。特にCO2排出ゼロを可能にする化学プロセスにより、SDGsへの貢献も期待されている。
日本MA-T工業会は、このMA-T®の認知拡大と社会実装を目指し、各業界の115企業・団体が参加するオールジャパンの取り組みとして活動している。感染制御分野・医療新薬開発分野・食品分野・食品衛生分野・農業分野・表面改質分野・エネルギー分野においてオープンイノベーションを推進し、MA-T®産業の創出に力を入れている。
なお、アース製薬は2025年に設立100周年を迎える。同社は「生命(いのち)と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」という経営理念のもと、大阪難波で創業以来、人々の健康と快適な生活の実現に取り組んできた。『ごきぶりホイホイ』『アースレッド』などの虫ケア用品や、入浴剤『バスロマン』『温泡』、オーラルケア製品『モンダミン』など多様な製品を国内外に提供している。アジアを中心に世界約50の国や地域で展開しており、今後もグローバル化をさらに加速させる方針だという。
MA-T®技術に関するビジネス問い合わせは、アース製薬MA-Tビジネスセンター(03-5207-7788)で受け付けている。
大阪ヘルスケアパビリオン外観