
株式会社ビジョンは4月13日、「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の開幕に合わせ、国内外からの来場者向けに通信・充電機器のレンタル・販売サービスの提供を開始した。会場内の東西ゲート広場2カ所にサービスブースを展開し、Wi-Fiルーターやモバイルバッテリーのレンタルサービスを通じて、快適な万博体験をサポートする。
同社は「グローバルWiFi」「NINJA WiFi」のブランドを通じて、海外向けと国内向けに無線LANルーターのレンタルサービスを提供。キャッシュレス決済に対応し、来場者が手軽に通信環境を確保できる環境を整えた。開幕初日から多くの来場者がブースを訪れ、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、通信・充電機器に対するニーズの高さがうかがえる状況だ。
会場内でモバイルバッテリーのシェアリングも
万博会場内では、株式会社INFORICHが提供するモバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」も利用可能。各ブースに設置されたバッテリースタンドからQRコードをスキャンするだけの簡単操作で、充電機器をレンタルできる。同サービスは国内47都道府県に展開しており、海外でも香港、タイ、台湾、中国、シンガポール、マカオなどでエリアを拡大中という。
「グローバルWiFi」は、世界200以上の国と地域に対応した海外用Wi-Fiルーターのレンタルサービス。料金は日額300円から利用できる。一方、国内旅行者向けの「NINJA WiFi」は日額440円(税込)からで、英語・中国語(繁体字)・日本語の3カ国語に対応している。
同社は大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に呼応し、”つながる”インフラの提供を通じて国境を越えた円滑なコミュニケーションの実現を目指すとしている。通信・充電サービスの提供により、来場者がスマートフォンなどを活用して会場内の各種情報にアクセスしたり、SNSで体験を共有したりする環境を支える。