【EXPO2025特集】シンガポールパビリオン、59周年の外交記念日に開館式を実施


グランドオープニングセレモニー(開館式)集合写真

 シンガポール政府観光局は4月26日、日本との外交関係樹立59周年の記念日にあたり、大阪・関西万博会場内の「シンガポールパビリオン」でグランドオープニングセレモニーを開催した。パビリオン前では駐日シンガポール共和国大使のオン・エンチュアン氏らによるテープカットが行われたほか、受賞歴を持つシンガポールのボーカルアンサンブル「アイランド・ボイセズ」の特別パフォーマンスも披露された。

 パビリオンは「ドリーム・スフィア(夢の球体)」と呼ばれる赤い球体が特徴。シンガポールの「リトル・レッド・ドット(小さな赤い点)」というニックネームにインスパイアされた造形だ。外観は17,000枚を超えるリサイクル・アルミニウム製の「ドリーム・ディスク」で構成されており、日本の伝統的な「青海波」の波模様と絵馬からインスピレーションを得たデザインとなっている。

万博記念の蘭も披露

 開館式では大阪・関西万博のために特別に品種改良された記念の蘭「Dendrobium EXPO 2025 Osaka Kansai Japan」も披露された。この蘭は団結と革新を象徴する赤と青が調和した鮮やかな紫色で、万博のロゴとマスコットキャラクター「ミャクミャク」の色を表現している。さらに現天皇皇后両陛下の結婚を記念して命名された「Dendrobium Masako Kotaishi Hidenka」と、シンガポールの建国初代首相リー・クアンユー氏にちなんだ「Aranda Lee Kuan Yew」の2種類の記念蘭も公開された。これらの蘭は4月末から約2週間、パビリオン内のドリームフォレストに展示される。

 セレモニーに出席したオン・エンチュアン大使は「パビリオンのテーマである『ゆめ・つなぐ・みらい』の通り、このパビリオンは『ゆめ』を中心としています」と述べた。また「大阪万博の記念に特別に蘭の新品種を依頼し、本日世界に初めて披露します。来月には愛子内親王殿下がお越しくださることになり、大変嬉しく思います」と語った。

 シンガポールパビリオンでは万博閉幕まで、10組のシンガポール人アーティストが来日し、躍動感あふれる音楽とパフォーマンスを披露する。5月3日から5日にはシンガーソングライターのシャザ、5月31日から6月1日にはバラタナティヤムなどを融合したネオ・バラタム舞踊のシュルティ、6月20日から22日には聴覚障がい者ダンスグループのリデフィネーション、7月19日から21日にはオルケストラ・マラユ・シンガプーラなど、多彩なパフォーマンスが予定されている。パフォーマンスは各日18時30分、19時15分、20時の計3回行われる。

 シンガポールパビリオンは4月25日までに約10万人の来場者を迎えた。パビリオンでは、シンガポールが夢をどのように形あるものにしているかを3つの章で紹介している。万博の会場内では「セービングゾーン」に位置している。

グランドオープニングセレモニー(開館式)集合写真

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 1位草津、2位道後、3位下呂

2024年度「5つ星の宿」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第38回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2024年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月13日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒