
休山昭アクタス会長=写真左から2人目
ロイヤルホールディングスでホテル事業を担うアールエヌティーホテルズ(東京都世田谷区、本山浩平社長)は18日、大阪市西区に新たなホテルブランドの1号店「THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi」を開いた。インテリア小売のアクタスがブランディングからホテル内装まで担当。Z世代を中心としたターゲットにアピールする。
2021年にロイヤルホールディングスと双日が締結した資本業務提携に基づき立ち上げた新ホテルブランド。双日が出資する特別目的会社を介してホテルを選定、所有。運営はアールエヌティーホテルズが行う。
ホテルは、大阪メトロ・本町駅から徒歩2分に立地。全125室のホテルを改装し、定員1~3人の全119室と最上階のラウンジを備えたライフスタイルホテル。
従来からロイヤルグループ運営のリッチモンドホテルなどを担当してきた、ライフスタイルストア「ACTUS」運営のアクタスが、新ブランドデザインから設計、施工などを担当した。秘密基地をイメージさせるブランド名を採用。カメラを趣味にする発信力のある30代女性をペルソナに設定し、ダスティピンクをベースカラーにブルーを合わせたデザインをロゴやインテリアに使用して統一感を持たせた。
最上階にはコミュニティラウンジを開設。朝食を提供するだけでなく、午後2~10時は宿泊者専用ラウンジとして、スイーツやドリンク、アルコールなどをビュッフェスタイルで提供。毎日午後4時からはコーヒーのハンドドリップ体験などのワークショップも提供し、ソーシャルスペースとして、趣味や仕事、宿泊者同士のコミュニケーションの場として活用してもらう。「ホテルがアクティブな活動や旅の発信拠点になれば」(休山昭アクタス会長=写真左から2人目)。
客室は2ベッドルームを中心に、1ベッドルーム、ユニバーサルルームも備える。定員は1~2人だが、2ベッドルームのうちソファベッド付きの客室は定員3人。いずれもアクタスがインテリア設計などを担当。バス、トイレを独立にしたほか、洗面台をベッド脇に備えるなど特徴的だ。
開業に先立ちコンセプト発表を行った本山社長=写真右から2人目=は「アクタスの感度の高いお客さまにも満足いただけるブランドを作り上げられたのではないか。宿泊主体型ホテルとシティリゾートの中間にあたる、宿泊レジャー型のホテルブランドとして弊社グループの価値を提供していきたい」と意欲を語った。
休山昭アクタス会長=写真左から2人目