観光経済新聞社は13日、東京の浅草ビューホテルで2022年度「人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式」を開いた。250選の入選施設に認定証、250選と同時に実施の第36回「にっぽんの温泉100選」の上位温泉地に表彰状を授与した。3年ぶりに行った懇親会には衆院議員で全国旅行業協会会長の二階俊博氏が出席し、コロナ禍の中で奮闘する宿泊、観光関係者を激励した。受賞者、来賓を含めて約400人が出席した。
3年ぶりに行われた第2部の懇親会では衆院議員で全国旅行業協会会長の二階俊博氏、国土交通省の水嶋智・国土交通審議官、環境省の北橋義明・自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室長、農林水産省の平林秀紀・農村振興局都市農村交流課課長補佐らがあいさつした。
二階氏は「皆を旅行、観光に行く気持ちにさせるためには、業界の人たちが元気でなければならない。前を向いて一歩も二歩も進むことが大事だ」と出席者らを鼓舞。「観光は経済を回す役割を果たすとともに、世の中を平和にする崇高な仕事だ。業界に身を置く幸せをかみしめて、日本のため、地域のため、それぞれの企業のためにしっかり頑張ろう」と呼び掛けた。
国交省の水嶋氏は「観光業界にようやく薄日が差してきた。人手不足、借入返済の問題もあるが、幾多の困難を乗り越えて立ち上がってこられた皆さまだ。2023年がウサギのように跳躍する年になるよう祈念する」と、出席した旅館・ホテル関係者らを激励した。
前年度から事業に後援する環境省の北橋氏は「コロナ禍からの復活の中で、温泉の持つ癒やしの力が改めて注目されている。関係者とともに日本の温泉を盛り上げていきたい」。
農水省の平林氏は、農泊による地域活性化に取り組む同省の事業を説明。温泉地など関係者との連携を呼び掛けた。
懇親会であいさつする二階氏