政府はこのほど、今年5月の月例経済報告を決定した。景気の基調判断は「緩やかに回復している」と、判断を10カ月ぶりに上方修正した。前月は「一部に弱さがみられるものの、緩やかに持ち直している」だった。「緩やかに回復」とするのはコロナ禍が本格化する2020年2月以来、3年3カ月ぶり。
各論を見ると、個人消費が「持ち直している」と、前月の「緩やかに持ち直している」から判断を上方修正。旅行を「持ち直している」、外食を「緩やかに持ち直している」とした。
生産は「持ち直しの兆しがみられる」と、前月の「このところ弱含んでいる」から判断を上方修正した。