成田空港は4月28日、2020年3月と2019年度の空港運用状況を発表した。 3月は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により発着回数、旅客数が大幅減となった。2019年度は航空機発着回数、国内線発着回数・旅客数において過去最高を記録した。
<<2020年3月期>>
【航空機発着回数】
新型コロナウイルス流行に伴い、国際線旅客便を中心に減便・運休があったことにより、前年同月比31%減の15,511回となりました。
▶ 国際線発着回数
貨物便は、前年同月を上回る発着回数となったものの、旅客便は、全ての路線において前年同月を下回ったことにより、前年同月比39%減の10,865回となりました。
▶国内線発着回数
下地島線、庄内線の新規就航があったものの、札幌線などにおいて前年同月を下回ったことにより、前年同月比0.3%減の4,646回となりました。
【航空旅客数】
新型コロナウイルス流行に伴い、前年同月比67%減の1,305,204人となりました。
▶国際線旅客数
外国人旅客数(前年同月比82%減の276,281人)および日本人旅客数(前年同月比73%減の389,888人)が大幅に減少したことにより、前年同月比73%減の858,563人となりました。なお、日本人旅客数は、3月期として過去最少の1982年(432,415人)を下回りました。
*3月期の通過旅客数は、前年同月比21%減の192,394人となりました。
▶ 国内線旅客数
下地島線、庄内線の新規就航があったものの、札幌線や伊丹線、関西線などにおいて前年同月を大幅に下回ったことにより、前年同月比36%減の446,641人となりました。