観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2021年11月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は3636万人泊だった。コロナ禍前の19年同月比では26.8%減で、都道府県別では青森、栃木、山口の3県がプラスとなった。Go Toトラベル事業が実施されていた20年同月との比較では2.1%減で、16都道府県がプラスだった。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が21年9月末で全面解除され、宿泊需要が一部で回復した。
11月の延べ宿泊者数の内訳は、日本人が3602万人泊で19年同月比11.3%減、20年同月比1.8%減だった。外国人は34万人泊で19年同月比96.2%減、20年同月比27.7%減。
都道府県別では、19年同月比がプラスだったのは、青森県(5.8%増)、栃木県(0.5%増)、山口県(6.0%増)の3県。一方で下げ幅が大きい地域もあり、沖縄県が50.1%減、大阪府が46.2%減、東京都が41.3%減、香川県が39.4%減などだった。
20年同月比では、愛知県の14.4%増、富山県の13.5%増、北海道の13.4%増など、16都道府県がプラスとなった。下げ幅が大きい方では、香川県が17.4%減、沖縄県が16.9%減などだった。
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